神奈川民医連

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【会長声明】在日米陸軍の小型揚陸艇部隊の横浜ノースドックへの配備の中止を求める

2023.01.26

【声明】

2023年1月26日

神奈川県民主医療機関連合会

会長 野末 浩之

 

在日米陸軍の小型揚陸艇部隊の横浜ノースドックへの配備の中止を求める

 

1月11日(日本時間12日)、日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)が開催されました。その中で、神奈川県横浜市神奈川区の港湾施設・横浜ノースドックに、米陸軍の小型揚陸艇部隊を配備するとしています。同小型揚陸艇部隊の編成は本年春を予定し、13隻約280人規模と報道されています。

横浜ノースドックは、横浜港の中心部に位置し人口密集地・市街地に隣接し、市民生活に直接影響を及ぼす在日米軍基地です。私たち神奈川民医連の法人事業所や、県庁、横浜市庁、県警などの機関があり、アメリカの戦火に巻き込まれれば、多大な被害を受けます。

同部隊は、あらゆる海岸に接岸でき、侵略、侵攻、補給に特化した部隊です。配備も含め、今般の「2プラス2」の合意は、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」(日本国憲法第九条一項)との規定に反するものです。

今般の小型揚陸部隊の配備は基地機能の強化であり、在日米軍基地の整理縮小・接収解除、早期返還を求める多くの市民の願いを踏みにじるものです。

以上の立場から、私たち神奈川民医連は、米陸軍の小型揚陸艇部隊の配備計画に強く抗議するとともに、同配備を中止するよう強く求めるものであります。

 

以上