神奈川民医連

学生の方へ・採用奨学金制度

奨学金制度の特徴

私たちは医学生の皆さんが充実した大学生活を送れるように、経済的な援助を行う奨学金制度を運営しています。
また、経済的援助のみならず、大学にはない学びや体験の場を提供します。
医療の最前線である病院や診療所等のフィールドで、低学年のうちから奨学生の積極的な実習受け入れをおこなっています。その他にも、様々な大学・学年の医学生が参加する「奨学生活動」で社会問題と医療の繋がりを学ぶことができます。
将来どのような医師になりたいか、研修、医療について語り合える仲間が見つかります。

奨学金制度のポイント

奨学金制度の目的
私たちの民医連綱領(PDF)に基づいた医療理念や医療活動に共感し、卒業後神奈川民医連の病院や診療所で地域医療を担いたいという方を対象とした貸与型の奨学金です。国民のいのちと健康を守る医師となるため、医学・医療の勉学に励み、かつ民医連の理念を理解し、実践する医師の養成を目指しています。
対象者
国内の医学部医学科在学中の学生、または、医学部医学科への進学が決定している方で、本制度の目的をご理解・ご了承いただいている方。
金額
1年生~6年生
留年、休学の期間は対象になりません。
月額80,000円
返済
奨学金支給終了の翌月から返済となります。一括返還または、分割返済となります。なお分割返済の場合は年率 2%の利息が発生します。詳しくは、必要書類の項目にある「奨学貸付金規程」をご確認ください。
必要書類
「神奈川民医連 医学部医学科学生奨学貸付金規程」(PDF)3ページにある第13条をご覧ください。

奨学金制度申請の流れ

まずは説明会にご参加ください。
ご都合にあわせて説明会をおこないます。お気軽にご相談ください!
説明会参加後に必要書類を提出していただき、病院の見学と医師の面接を経て、理事会において奨学生の申請をおこないます。承認後、奨学金の貸与が始まります。

  • step.01

    説明会

    説明会のアイコン

    制度のご不明な点を
    確認しながらご説明いたします

  • step.02

    申請

    申請のアイコン

    申請に必要な書類を
    神奈川民医連へ郵送

  • step.03

    病院見学

    病院見学のアイコン

    ご都合にあわせて
    日程を調整致します

  • step.04

    面談

    面談のアイコン

    医師との面談で申請理由などを
    お伺いいたします

  • step.05

    承認

    承認のアイコン

    書類や面談内容をもとに
    理事会にて承認

  • step.06

    支給

    支給のアイコン

    承認後、
    奨学金貸与が開始(振込)

よくある質問

審査や所得制限はあるの?

神奈川民医連の奨学金規定に基づいた審査があります。所得による制限はありません。
必要書類を提出していただき、病院見学や医師との面接があります。
※年度の途中からでも応募できます。

他の奨学金と併用可能ですか?

日本学生支援機構との併用は可能です。
その他の奨学金についてはお問い合わせください。

神奈川以外の大学でも利用できますか?

利用できます。但し、県外の地域枠など一部例外を除きます。
また、全国に民医連の職員がいるため、神奈川県外の医学生もサポートができます。

奨学生活動とは何ですか?

奨学生を中心に医学生を対象とした学習会などをおこなっています。
活動を通じてぜひ理想の医師像を深めていただきたいと考えています。

他の奨学金との違いはありますか?

奨学金を貸与することだけが目的ではありません。
定期的に医師や担当者と面談をし、近況・学習会の感想・地域や医療の情勢について意見交換をします。また、実習や学びたいことなどの相談をお受けして、充実した医学生生活が送れるようにサポートします。
神奈川県外の大学在籍者であっても、お住まいの最寄駅や大学のある地域に職員が直接伺って面談することが可能です。

奨学生活動

本当に必要な医療はどんなものか、どんな医師になりたいか…。
医学生になって、医師の仕事や医療、大学、社会のあり方について考えた人も多いのでは?
神奈川民医連には医学生の興味や関心に応える多彩な学習と活動があります。
全国の仲間と交流し、いっしょに考えましょう。

医学生ミーティング

大学や学年を超えてつながり、学び合える場です。奨学金利用の有無に関わらず、医学生なら誰でも参加可能。講師を招いて医療や社会について学んだり、日々の学びを共有したり、神奈川だけでなく全国の医学生と交流できます。対面もしくはオンラインの実施となります。

フィールドワーク・合宿

医療現場の見学にとどまらず、地域社会や歴史に触れることを大切にしています。日常の学びではなかなか出会えない"社会のリアル"を体感できます。現場を歩き、人々の声を聞くことで、医師として必要な視点や「医療と社会のつながり」を深く実感することができます。

【これまでの学習】

  • 登戸研究所見学(明治大学生田キャンパス内)
  • 沖縄現地合宿(貧困と食生活から見る健康問題)
  • 横浜寿町フィールドワーク(横浜市内の経済格差に関する学習)

医学生のつどい

全国の医学生が集まり、"学び、語り合い、仲間と出会う"それが「全日本民医連医学生のつどい」です。「どんな医師になりたいか」「患者さんとどう向き合いたいか」そんな思いを語り合える仲間との出会いがきっとあります。学びも交流も全力で楽しめます。

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渡部 琢也のプロフィール画像

良医への覚悟に芽生え鍛錬をいち早く始めよう

大学の授業や病院実習では知る余地もなかった患者のバックグランドも包括的に診て、シンパシーを覚え、切なさなどの人間として極めて大切な気持ちを研ぎ澄ませて欲しい。これこそが良医の根源であり十分に習得できれば、患者や家族に優しく寄り添えるようになれるはず。卒前に地域の中でFace to Faceの医療を実体験してみませんか。

渡部 琢也〈医師/ 元大学教授〉

尾関 博紀のプロフィール画像

医師としての必要な視点を学べた!

皆さんは、医学と医療の違いについて考えたことはありますか?医学は学問であり答えがありますが、医療には答えがありません。奨学生活動では、医療を学ぶことができます。患者さんの心理・社会的背景を見ることの大切さを学びました。ぜひ、奨学生活動に参加してみてください。

尾関 博紀〈研修医〉

向井 万乃のプロフィール画像

やりたい実習ができます!

低学年から病院や診療所など様々な場所で実習を受け入れてくれます。民医連の先生は教育熱心で、初めてでも「やってみる?」 と何事にもチャレンジさせてもらいました。たくさん手技をおこなわせてもらい自信につながりました!

向井 万乃〈研修医〉

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